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この大河「炎立つ」は、リアルタイムには、ほとんど見ていないと思う。この年(1993年)の大河ドラマは1月~6月は、「琉球の風」、7月~翌4月は、「炎立つ」という、変則的な編成だった。
「琉球の風」が、余り面白くなかったので、視聴習慣がつかなかったのだろうか、断片的に見たかもしれないが、あまり記憶にない。なぜ、この年だけこんな編成になったのかは良く分からないが、全国的なお話しではなく、沖縄とか東北とかの地方の物語であるので、1年をもたすのは難しいし、また、特定の地方についての物語を1年もの長期間この大河の枠を占めるのは適当ではないとの考えで、2つをセットにしたのだろうか。 確かに「琉球の風」にしても、沖縄の歴史的なことに疎い私などは、何かなじめないところがあった。単発のドラマであれば、いったんドラマに入ってしまえば楽しめるのだろうが、連続ドラマの場合、なじみのない歴史のお話しだと、人物関係も分かりづらく、いちいち前回はどうだったかと思い出すのが苦痛となり、ドラマに入れないことになる(その点、戦国ものや幕末ものは、大体の骨格があらかじめ頭に入っているので、見やすいといえる)。 この2つのドラマは、当時NHKも力を入れて製作したはずで、作品的には、良質なものには違いない。それなのに、通常の1年ではなく、半年とか9ヶ月いう大河としては半端な期間であることに、何か作品そのものが軽く感じられたこともあるのではなかったろうか。そんな人が多かったのかどうか、この2つの作品の視聴率はかんばしくなかったようだ。 この「炎立つ」にNHKがいかに力を入れて製作されたかについては、次の2つの点をみるとよく分かる。 ・「えさし藤原の郷」が初めてロケ地に使われた作品であること。 ・「炎立つ」という高橋克彦氏の原作小説が、大河のために書かれたこと。 そして、そんな作品に二役の主演で出演された謙さんは、いかにNHKから期待されていたか、ということかな、うーん。 「独眼竜政宗」は最近完全DVD化されたが、この作品は総集編のビデオがあるだけだ。ぜひDVD化してもらいたいものだ。けど、ふと思うのだが「独眼竜政宗」のDVDにしても、「炎立つ」がDVDになっても、受信料を払っている視聴者も、不払いしている方も一緒の値段だ。 そして、再放送されるのはNHKではなく、CS(及びCATV)の「時代劇専門チャンネル」とかのようだ(BSでの再放送はかつてあったのかもしれないが)。これも、NHK視聴者で受信料を払っている身からするとちょっと不思議な感じがする。NHKが自ら再放映しない限り、こういう何らかのメディアで観られるようにしてもらうことは、視聴者にとっては、必要なことである。とはいえ、多分この作品の著作権者は、NHKになるのだろうから、NHKが何らかの対価を「時代劇専門チャンネル」から得て、放映されているのだろう。収入になってNHKの財政に寄与はするだろうし、それが視聴者へ還元されるということだろうが、NHKの図体だけ大きくなるだけで、受信料の値下げがない限り視聴者への還元の実感はない。 なんて考えてたら、こんな1年前のこんな記事もあります。「炎立つ」とか「独眼竜政宗」が、こういうオンデマンドの形で配信されるとしたら、初期投資はともかく、ランニングコストは小さくなる。途中で面白くないと思えば、全部観ることもない。「時代劇専門チャンネル」でまた「炎立つ」が再放送される保証もないですしね。でも、どこのメディアと提携するかというのもNHKとしてはなかなか難しい問題かもしれません。 まっ、今はそんなこと考えずにとりあえずCSかCATVに加入したら良いことですけどね。「楽しまずんば是如何」てタイトルもそんな意味あいもあったはずですが、未だ「楽しむ」という環境にはほど遠い、あぁ。 話しが横道にそれてしまいました。 原作も読んでいないし、総集編のビデオしか見ていないので、こんなこと書いています。 謙さんについては、泰衡より経清の方が良かったと思いました。まともな感想は、総集編ではなく、完全版を観る機会がありましたら書いてみることにしたいと思います。(といっても、いつになるやら分かりませんが)
by miki-hirate
| 2005-11-05 19:02
| 謙さん作品
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